大地のつくり

1,岩石の種類
 砂岩をグループに1個ずつ配り、みんなで見させる。
 そして、次のように問う。

 この岩石を見て気がついたことをノートに書きなさい。

 全員に発表させる。
『この岩は何がぎゅっと固まってできたものですか?』
「砂」「土」「泥」などが出る。
『答えは砂です。砂からできている岩石を砂岩といいます』
 同様に、泥岩、礫岩も扱う。

2,岩石のグループ分け
 続いて、各グループに渡してある砂岩、泥岩、礫岩に加えて、火成岩を3つ渡す。
 そして次のように言う。

 机の上にある意志を2つのグループに分けるとしたらどのように分けますか?
 グループで相談しなさい。

 5分程度の時間をとったら、分け方を発表させる。
「結晶」や「ぴかぴかしている」などの言葉が出たら強調しておく。
『結晶のようにぴかぴかしているのは熱の力、火山の熱や溶岩などでできていて、
「火成岩」といいます。そうではない方は、水の力で流され積み重なってできた岩石で、
「堆積岩」と言います』と説明する。

3,化石
 続いて、貝やアンモナイトの化石を見せる。
 子どもたちは、「貝だ!」「アンモナイトだ!」とつぶやいている。
 そこで問う。

 このアンモナイトはどのような場所で発見されたと思いますか?次の中から選びなさい。
 1 海のそば
 2 山
 3 平野

 意見分布をとる。圧倒的に海が多い。ついで平野、山の順である。
 そこでさらに問う。

 この中で絶対に違うというのはどれですか?理由も付けて発表しなさい。

 「山」派が総攻撃を受ける。
 意見変更を聞く。
 そして、次のように話す。
『海のそば、川のそばからもこうした海のものの化石は発見されますが、山でも発見され
るのです』
 子どもたち「えー」という。

 ではどれくらいの標高の山から発見されるでしょうか?
 1 利尻富士  1721メートル
 2 富士山   3776メートル
 3 エベレスト 8448メートル

 意見分布をとり、答えを発表する。
『答えは3のエベレスト!』子ども達は騒然となる。
 最後に次のように指示する。

 海の中で生きていた生き物の化石が、なぜ8000メートル級の山で発見されるのですか。その理由を文やイラスト、図で書いて先生のところに持ってきなさい。