インタビューをしよう

1,プロローグ
『これから言うことは「ごっこ」だよ。嘘だからね』と断って
話す。

 来週の木曜日、お昼の放送で「おともだちの良いところを
 紹介しよう」という番組があります。皆さんには、そのた
 めに隣にすわっているおともだちの良いところを聞き出すた
 めのインタビューをしてもらいます。
 まずは、隣の人への質問事項を、箇条書きでできるだけた
くさんノートに書いてください。

 ここで具体例をいくつか話す。

  目標は、3分で3つ以上用意スタート!

 3分たったところでやめさせる。
 全員起立させ、一人一個ずつ発表させる。
全員の発表が終わったところで指示する。

 友だちの発表した質問事項を参考にして、ノートの質問事項
 を増やしなさい。時間2分初め。

  2分たったところで打ち切り、指示する。

  相手が答える時間も想定して、インタビューを2分程度になるようにし なさい。
 今から、一人でインタビューの練習をします。時間は5分です。

 5分たったらやめさせる。

  それではこれから2分間で隣の人にインタビューをしてもら
  います。先生が2分間はかります。
   用意スタート!

 お互いにインタビューをさせる。

   これから先生がインタビューの見本を見せます。自分のインタ
  ビューとどこが違うかメモしながら聞きなさい。

 以下は、模擬インタビューの内容である。『』は教師。「」は児童。

   『来週お昼の放送で「友だちの良いところを紹介しよう」という番
    組ががあるのですが、そのためにインタビューをさせて貰っても
    いいですか』
   「いいです」
   『ありがとうございます』
   『いま、○○くんが一番力を入れていることは何ですか?』
   「剣道です」
   『剣道ですか。いやあ素晴らしいですね。スポーツというのはとても
    いいんですよね。剣道はいつから続けているのですか』
   「3年前からです」
   『3年前ですか。すごいですね。○○くんは根気強く続けることが得
    意なんですね。どうして3年間も続けられたのでしょう?』
   「楽しいし、上手になると嬉しいからです」
   『そうですか、剣道は楽しいんですね。でもやめようと思ったことは
   ありませんか?』
   「あります」
   『その時やめなかったのはなぜでしょう?』
   「頑張って続けようと思ったからです」
   『そのときやめなかったことについて、今どう思っていますか?』
   「やめなくて良かったと思っています」
   『なぜですか?』
   「今、とても楽しいからです」
   『答えてくれてどうもありがとうございました。

 子どもたちにメモしたことを発表させる。
 次のような意見が出た。
 ( )内は、教師が分かりやすくまとめた言葉である。

 ・なんのためのインタビューなのか初めに言った。(目的)
 ・インタビューしてもいいかどうか聞いた。(許可)
 ・相手のことをほめている。(称賛)
 ・バラバラ聞かないで一つのことについて聞いている。(深化)
 ・言葉が丁寧だった。(丁寧)
 ・最後にお礼を言っていた。(礼)
 ・目を見て聞いていた。(視線)

『それでは次の時間は今発表されたことに気をつけてもう一度インビュー
 をしてみよう』