見学旅行後、壁新聞をグループで書かせる

1,記事選び

 グループに指示する。

  見学旅行で、印象深かったことをできるだけたくさん紙に書きなさい。
  時間7分。目標10個以上。

  すぐに机間巡視して、たくさん書いているグループの数を数えて、「すごい、もう○個
 書いてる!」と言う。時間になったらいくつかいたのかを確認して、たくさん書けたことを
 ほめてあげる。最高で26個書きだしたグループがあった。最低でも12個。

  今書いたもののなから記事にする内容を5つに絞ります。
  まず、トップ記事を決めます。
  今書いた中から、もっとも価値がある記事を1つだけ選んで花丸を付けます。
  グループで相談、2分。

  2分たったらやめさせ、選んだものを発表させる。
「はじめて牛の乳搾りをしたこと」
「ソーセージをつくったこと」などが出る。
  時間が限られているので、活気ある議論がグループで行われる。

  次に、人に伝える価値があると思う記事を2つ選んで○を付けなさい。時間3分。

 ここでも時間を区切っているので、もたもたしているグループはない。
 2分たったら途中でもやめさせる。

  あと、2つの記事を選びます。今度は、価値が低くても、楽しい記事を選びなさい。
  読んでいる人が、笑えるようなほっとできるような記事を選びなさい。時間2分。

 この指示で、子どもたちは俄然やる気を出した。「笑えるような記事」というところが良かっ
たらしい。

2,見出しを考える

  壁新聞を実際に見せながら、見出しの書き方の説明をする。

  例えば、「牛乳の出来方」を記事にしたいとき、「牛乳の出来方」なんて見出しは、マ イナス150点です。「私は見た!牛乳の秘密」とか「これが牛乳づくりのすべてだ」なんて言うのがいいのです。

 例を示すと、教室中が笑いに包まれる。
 そして、子どもたちは目を輝かせる。
 そこで指示する。

  さっき選んだ5つの記事の見出しを考えます。ただし考えるときは、1つだけまず考え 
 ます。1つ出来たら先生のところに持っていらっしゃい。