好きですか嫌いですかゲーム

 解答者を決め、黒板の文字が見えないように座らせる。
 黒板に「ゴキブリ」と書いた後、次のようにする。
『まず最初に、質問名人である先生がやってみせるから、よーく聞
 いているように』
『これは好きですか、嫌いですか?』「好きです」
「えー!!」の大合唱になる。
『これは食べられますか』「食べられます」
 大爆笑の後「おげえ!」「うええ!」などの声。
 解答者はしきりに首をひねる。
『これはおいしいですか』「まずいです」
 他の子どもたちからは、「おー!」と拍手が起こる。
『これは狭いところが好きですか』「はい」再び「おー!」と拍手。
『最後の質問です。これは、虫ですか』「そうです」
 一層激しい拍手。
『では、黒板の言葉は何ですか』目隠しをしたまま「カブトムシ!」
『んー、おしい!見てみて。』といって黒板を見せる。
「えー」と笑う。つられて、周りの子も笑う。
『ごきぶんりだったんです。でもありがとう!楽しかったよ。みんな拍
 手!』

 黒板に書いた字は「ミミズ」。いきなり子どもたちから、「ぎゃー」の声。
『好きですか嫌いですか』と教師が言った後、子どもの質問。
「眼はありますか?」「あります」「えー!」
 教師すかさず黒板に、眼がついたミミズを描く。
 子どもくすくすと笑う。
「きばはありますか?」「あります」「えー!」
 教師すかさず先ほどの絵にきばを付け足す。
「足はありますか?」「あります」「えー!」
 教師、今度は足を付け足す。へんてこなミミズが黒板に描かれている。
子どもたち、椅子から転げて笑っている。
      ※                 ※
 教師、黒板に「やまだせんせい」と書く。
『好きですか、嫌いですか?』「嫌いです!」教師、解答者にげんこつを落と
す真似。子どもたち膝を叩いて笑う。

■参考文献
小菅知三・松崎暎子『図解ゲーム大全集』(成美堂出版)