日記回収のコツ

 日記回収のコツは?と問われれば、私は即答する。

それは毎日回収しないこと。

 私は、小学校教員歴6年目になった。
 今まで、日記のたぐいを書かせなかった年はない。
 つまり、毎年、行っているのだ。
 1年目、子どもたちに1日おきに書かせた。毎日書かせないから定着しなかった。
 2年目、毎日書かせ、毎日回収し、その日の放課後までに添削した。休み時間がなく、子ど
もとほとんどふれあえなかった。
 3〜5年目、ノートを1人につき2冊用意して、毎日交互に1冊ずつ回収して放課後添削した。
 今度は、しっかりと全員分添削することができたし、子どもと休み時間遊ぶこともできた。
 しかし!
 放課後、教材研究をする時間ゼロ。
 放課後、行事の用意や突発的な仕事が入ると帰宅時間が、8:00をすぎる。
 これは異常だ。
 そこで今年はこうした。

水曜日に回収する。子どもたちは毎日日記を書くが、私が添削するのは週に1回。1週間分を読み、B5半分程度のコメントを書く。

 私の仕事のスタイルが変わった。子どもを帰した後、学級通信を30分で書き、残りの時間は教材
研究。うーん、ゆとりっていい。